碌山美術館について
About Rokuzan Art Museum
日本近代彫刻の扉を開いた荻原守衛(碌山)の作品と資料を 永久に保存し、一般に公開するために、当館は、1958年4月22日に開館しました。美術館建設は、長野県下の全小中学生の生徒をはじめとする29万9100余人の力によって、碌山の生地北アルプスの麓安曇野に誕生しました。碌山と関係の深い優れた芸術家たちの作品をあわせて蒐集保存し、 日本近代彫刻の流れと展開を明らかにしようと努めております。
碌山館
Rokuzankan 設計 今井兼次
尖塔に不死鳥が飛翔し、外壁に焼きレンガを積み上げた西欧教会風の建物。荻原守衛(碌山)の作品を公開・展示するために1958年に開館。以来、安曇野のシンボルとして多くの人々に愛されています。入口には荻原守衛の言葉「LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY」が刻まれています。
1958(昭和33)年開館 建築面積109.3㎡
碌山館の建設記録映像
この映像は、当時、隣接する穂高中学校の教師、等々力美貞が建設プロジェクトの起工式から落成式までの様子を8ミリフィルムに収めたものです。60年前の情熱を証言する貴重な映像です。
碌山美術館建設のあゆみ 00:00~ 碌山の生地安曇野03:18~ 起工式07:50~ 建設工事開始14:27~ 生徒達の活躍 レンガ・瓦運び21:25~ 尖塔鐘の取付23:55~ 完成 落成式 開館へ32:30 End
杜江館
Moriyekan
荻原守衛が郷里の先輩・井口喜源治に宛てた書簡のなかで使っている筆名:杜江から命名されました。1F 荻原守衛の絵画作品(油彩・デッサン)を展示しています。2F 講演会の会場としても利用される図書資料室となっています。
2008(平成20)年開館 建築面積215.73㎡※冬期期間中(11月中頃~3月中旬)は冬期企画展示開催のため、荻原の絵画作品はご覧頂けません。ご了承ください。
第一展示棟
1st Exhibition hall
高村光太郎、戸張孤雁、中原悌二郎等の荻原守衛の友人や系譜のつながる彫刻家たちの作品群により、近代彫刻の流れの展開をつぶさまにみることができます。併せて柳敬助、斎藤与里等のニューヨーク・パリ留学中からの友人たちの絵画を展示しています。
1982(昭和57)年開館 建築面積161.54㎡
第二展示棟
2nd Exhibition hall
高窓を配列し、自然光を採り入れたゆとりある空間に、彫刻・絵画作品を展示します。常設展示の他に期間を設け、荻原守衛に関係する作家の特別展や各種の企画展が開かれています。入口には荻原守衛の親友、戸張孤雁の言葉が刻まれています。「自然はその美を各人の掴み取りに任せてゐる 手の大なる人は多く取り、小なる人は少なく取る」
1996(平成8)年開館 建築面積192.11㎡
グズベリーハウス
Gooseberry house
地域の教員・高校生・中学生等の奉仕作業により建築されました。あたたかみのある意匠にあふれた木造のハウス(枕木を使った校倉造り石葺屋根)は入館者に人気の憩の場所となっています。DVDの上映・ブロンズ鋳造の資料展示を行っています。
1968(昭和43)年建設 建築面積93.97㎡
ミュージアムショップ
Museum shop
ミュージアムショップでは絵ハガキをはじめ、ここでしか手に入らない作品や美術館ロゴ入りのオリジナルの商品を販売しています。収蔵作品集、企画展図録、写真集のほか、碌山と日本近代美術に関連する書籍も取り揃えております。電話・ファックスでご注文承りますので、お問い合わせください。
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