ごあいさつ

当館では、荻原守衛の顕彰を軸に、友人の芸術家(彫刻家の高村光太郎、画家の柳敬助、斎藤与里ほか)、関係の深い芸術家(彫刻家・藤川勇造、不同舎の先輩画家・長尾杢太郎ほか)、再興日本美術院の彫刻家の作品を収集・展示しています。
1914年に再興された日本美術院は現在日本画部のみの美術団体ですが、かつては洋画部(1920年解散)、彫刻部(1920年の彫塑部へ名称変更、1961年解散)がありました。院展彫塑部に在籍する作家は、制作の質の高さから当時の彫刻界を牽引する存在でした。当館が所蔵する再興美術院彫刻部同人の彫刻作品と平面作品を展示します。それぞれの彫刻家のスタイルの違いをお楽しみください。

2022年
公益財団法人碌山美術館

戸足芸

戸張孤雁《足芸》1914年

基俊太郎《昭ちゃん》

基俊太郎《昭ちゃん》1944年

展示作家および作品

(制作年がわかるもののみ年代を表示)

彫刻6点
橋本平八《猫A》(1922年)
戸張孤雁《足芸》(1914年)
石井鶴三《突っかける》(1938年)/《牧童》(1941年)
佐藤朝山《画家の像》(茨木猪之吉)(1927年)
保田龍門《裸婦立像》(1927年頃)
堀進二《H老人の像》(1916年)
喜多武四郎《少女》(1926年)
基俊太郎《仔山羊》(1951年)

平面(デッサン、油彩等)(18点)
戸張孤雁《曲芸師》《荒川堤》《橋を渡る農婦》
橋本平八《寒中水泳》《自画像》
石井鶴三《曲馬》(1921年)《老人デッサン》《少年デッサン》
保田龍門《女立像》《女立像》
堀進二《老人》(1921年)《裸婦デッサン》(1921年)
喜多武四郎《石橋湛山素描》《自画像》《裸婦立像》
基俊太郎《ソテツ》《山羊》《昭ちゃん》(1944年)

展覧会会期 2022年4月2日から7月3日まで
会場:第二展示棟

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